Instagram広告の始め方|初めてでも簡単設定マニュアル
この記事の要点
本記事では、初めてInstagram広告を出す方向けに、最低限おさえておけばOKな設定ステップだけを厳選して解説します。
難しい専門用語はできるだけ避け、画面の流れに沿って進められるようにまとめましたので、「今日こそInstagram広告デビューしたい」という方は、この記事を片手に一緒に進めてみてください。
Instagram広告とは?個人事業主が押さえたい基本
まずは「そもそもInstagram広告とは何か?」を簡単に整理しておきましょう。 Instagram広告とは、Instagramのフィード・ストーリーズ・リールなどに表示される有料の投稿で、通常投稿と同じように見えつつも、ターゲットを絞って多くのユーザーに表示させることができる仕組みです。 一般のユーザーには「スポンサー」「広告」と表示されるだけで、体験としては通常投稿とほとんど変わりません。
なかでも個人事業主にとってInstagram広告が使いやすい理由は、次のようなポイントにあります。
- 1日数百円からInstagram広告を試せるため、固定費のプレッシャーが少ない
- 年齢・性別・エリア・興味関心などを設定し、自分の理想のお客様に絞って配信できる
- 「予約する」「詳しく見る」などのボタンから、自社サイトや予約フォームに直接誘導できる
- 通常投稿では届きにくい新規ユーザーにもアプローチでき、認知拡大にも向いている
つまりInstagram広告は、「今の投稿をもっと多くの“見てほしい人”に見せるための拡声器」のようなイメージです。 すでにInstagramで情報発信をしている個人事業主であれば、少しの設定でその投稿をInstagram広告に変え、集客の動線を強化することができます。
Instagram広告を出す前の準備チェックリスト
多くの方がInstagram広告の設定画面で迷子になってしまうのは、広告を出す前の準備がふわっとしたままだからです。 逆に言えば、事前にいくつか決めておくだけで、Instagram広告の作成はぐっとスムーズになります。 ここでは、最低限チェックしておきたい3つの準備を整理します。
1. ビジネスアカウントへの切り替え
Instagram広告を配信するには、Instagramアカウントがビジネスアカウント(またはクリエイターアカウント)になっている必要があります。 個人用アカウントのままでは、Instagram広告のメニューが表示されないこともあるため、まずはここから確認しましょう。
- Instagramアプリで自分のプロフィール画面を開く
- 右上の三本線メニューから「設定とアクティビティ」→「アカウント」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」を選び、「ビジネス」を選択
- 業種・連絡先(メールアドレスや電話)などを入力して完了
ここで選ぶ業種は、検索結果などに表示されるカテゴリになります。 「美容室」「整体」「飲食店」「学習塾」「コンサルティング」など、あなたのビジネスに近いものを選んでおくと、Instagram広告の運用でも相性の良いユーザーに届きやすくなります。
2. Instagram広告の目的とゴールを一言で決める
Instagram広告の設定で最も重要なのが「目的」です。 ここが曖昧だと、ターゲットや予算をどれだけ工夫しても「なんとなく配信しているだけ」になり、成果が見えづらくなります。 まずは、次のような形で、ゴールを一言で決めておきましょう。
- 予約を増やしたい → 「ホットペッパーや予約フォームへのアクセスを増やす」
- LINE登録を増やしたい → 「LINE公式アカウントの友だち追加を増やす」
- お問い合わせを増やしたい → 「問い合わせフォーム・DMへの誘導を増やす」
- まずは知ってもらいたい → 「店舗の存在やサービスの認知を広げる」
ゴールが一つに絞れていると、Instagram広告の設定画面で「どの選択肢を選べばいいか」が自然と見えてきます。 さらに、あとで結果を見返したときも、「このInstagram広告はそのゴールに対してどうだったのか?」と評価しやすくなります。
3. 飛び先ページと問い合わせ導線の確認
Instagram広告はあくまで入り口であり、最終的な予約や問い合わせはリンク先のページで発生します。 そのため、「飛び先のページがわかりづらい」「スマホで見にくい」といった状態だと、せっかくInstagram広告で集めたアクセスがもったいなくなってしまいます。
広告を出す前に、次の点をチェックしておきましょう。
- スマホで表示したときに、文字が小さすぎたり、ボタンが押しづらくなっていないか
- 何のサービスのページなのか、3秒以内にイメージできるか
- 「予約する」「問い合わせる」といったボタンが、ページ内で迷わず見つかるか
もし自分だけで判断しづらければ、友人や家族にスマホでページを見てもらい、「どこを押したら予約できそう?」と一度聞いてみると良いチェックになります。
広告クリエイティブの作り方|写真・動画・文章のコツ
Instagram広告では、設定よりもむしろ「どんな写真や動画を見せるか」「どんな文章を添えるか」が成果を左右します。 とはいえ、最初から完璧なクリエイティブを作ろうとすると手が止まってしまうので、ここでもシンプルにポイントを絞って考えてみましょう。
1. まずは「反応が良かった投稿」を流用する
「広告用の特別な写真を撮らなきゃ…」と考えがちですが、最初のうちは、すでに通常投稿で反応が良かった写真やリール動画をそのままInstagram広告にするのがおすすめです。 いいね・保存・コメントが多かった投稿は、すでにあなたのフォロワーから「わかりやすい」「共感できる」と評価された内容です。 それをInstagram広告として新しいユーザーに届けることで、最初のハズレを減らすことができます。
2. 画像や動画で伝えるべき3つのポイント
Instagram広告で使う写真・動画を選ぶときは、次の3つが伝わるかどうかを意識してみてください。
- どんな人に向けたサービスなのか(例:30代女性向けの美容サロン)
- どんな雰囲気・価値を提供しているのか(例:落ち着いた空間でリラックスできる)
- 行ったらどうなれるのか(例:肩こりや頭痛がすっきりする、自分へのご褒美時間になる)
たとえば整体院であれば、院内の清潔な雰囲気や施術風景、施術後に笑顔になっているお客様の様子(許可を得たうえで)などがあると、Instagram広告を見た人が「自分が行ったときのイメージ」を持ちやすくなります。
3. 広告テキストは「1行目でつかみ」「最後に行動を促す」
Instagram広告のキャプション(文章)は長文である必要はなく、むしろスマホでサッと読める量におさえたほうが伝わりやすいです。 目安として、次の3ブロックを意識して書いてみてください。
- 1行目:ターゲットへの呼びかけ(例:「横浜でサロンをされている個人事業主の方へ」)
- 本文:得られるベネフィットや特徴(例:「Instagram広告で新規予約を安定させる方法をお伝えします」など)
- 最後:行動の一言(例:「まずは1日500円のテスト広告から始めてみませんか?」)
ここに店舗名やエリア名(横浜・川崎・鎌倉など)を入れると、地域密着型のInstagram広告として、見ている人にも「自分ごと」として受け取ってもらいやすくなります。
スマホでできるInstagram広告の基本設定ステップ
ここからは、スマホのInstagramアプリだけで完結する、もっともシンプルなInstagram広告の作り方を紹介します。 すでに投稿した写真やリールを「宣伝する」方法なので、慣れていない方でも比較的カンタンに始められます。
ステップ1:広告にしたい投稿を選ぶ
- Instagramアプリで自分のプロフィールを開き、広告にしたい投稿を選びます。
- 投稿を開くと、下のほうに「広告を作成」または「投稿を宣伝」というボタンが表示されます。
- そのボタンをタップすると、Instagram広告の設定画面に入ります。
ここで慌てて戻る必要はありません。最後の「公開」ボタンを押さない限り、Instagram広告は配信されません。 まずは一度、ざっと画面を見て全体の流れを把握してみましょう。
ステップ2:Instagram広告の目的を選ぶ
最初に「目的を選んでください」という画面が表示されます。 初めてのInstagram広告では、次のいずれかを選ぶと設定が分かりやすくなります。
- プロフィールへのアクセス:フォロワーを増やしたいとき
- ウェブサイトへのアクセス:予約フォーム・LP・ネットショップに誘導したいとき
- メッセージ:DMでの問い合わせを増やしたいとき
どれを選べばよいか迷った場合は、「予約や問い合わせに近いページへ誘導したいのか?」「まずは知ってもらうことを重視したいのか?」で判断するとよいでしょう。
ステップ3:リンク・アクションボタンの設定
目的で「ウェブサイトへのアクセス」を選んだ場合、飛び先のURLを入力する画面が表示されます。 ここで、予約フォームやお問い合わせページ、LINEの追加ページなど、あなたのゴールに最も近いページのURLをコピー&ペーストします。
その後、「ボタンの種類」を選ぶことができます。 「予約する」「詳しく見る」「申し込む」「登録する」など、ユーザーにしてほしいアクションがイメージしやすいボタンを選びましょう。 この部分を丁寧に合わせることで、Instagram広告からのクリック率が変わってきます。
ステップ4:ターゲット(配信相手)を設定する
Instagram広告で一番悩みやすいのがターゲット設定ですが、初めはシンプルで構いません。 個人事業主・店舗ビジネスの場合は、次の3つだけ決めれば十分です。
- エリア(市区町村・店舗から〇km)
- 年齢(メインのお客様層に合わせた幅)
- 性別(女性のみ・男性のみ・すべて)
たとえば横浜市内の美容室で、30代・40代女性がメインのお客様であれば、「横浜市+25〜45歳+女性」で始めてみるイメージです。 興味・関心などの詳細ターゲットは、最初から絞りすぎるとInstagram広告がほとんど配信されないこともあるため、慣れるまでは使わなくてもOKです。
ステップ5:予算と配信期間を決める
次に、Instagram広告の予算と期間を決めます。 ここで大事なのは、「無理なく続けられる金額で、小さくテストを繰り返す」という考え方です。
- 1日あたり:500〜1,000円程度から
- 配信期間:5〜7日間程度をひとつの目安にする
たとえば「1日800円 × 7日間=5,600円」といった形で、ひとつのInstagram広告をテストしてみます。 結果を見て、写真を差し替えたり文章を調整したりしながら、少しずつ改善していく方が、最初から大きな金額を投下するよりも失敗が少なくなります。
ステップ6:内容を確認してInstagram広告を公開
最後にプレビュー画面で、設定した内容をまとめて確認します。 チェックしたいポイントは次の通りです。
- Instagram広告のリンク先URLに誤りがないか
- ターゲットのエリア・年齢・性別はイメージ通りか
- 1日あたりの予算と合計金額が無理のない範囲か
- 広告テキストに誤字脱字や不自然な表現がないか
問題なければ「広告を作成」ボタンを押すことでInstagram広告の審査が始まり、承認され次第、設定したターゲットに向けて配信がスタートします。
もう一歩踏み込むInstagram広告設定:ターゲットと配信面
ここまでの内容で、Instagram広告の基本的な設定はひと通り完了します。 少し慣れてきたら、もう一歩だけ踏み込んで、「配信面」と「興味・関心のターゲティング」も検討してみましょう。
配信面とは、Instagram広告が表示される場所のことです。 フィード・ストーリーズ・リールなど、複数の面にまとめて出すこともできますが、最初は自分の投稿形式と相性が良さそうな面を中心に選ぶと失敗しにくくなります。 たとえば縦長の動画であればストーリーズやリール、四角い画像であればフィードが向いています。
また、詳細ターゲティングでは、「美容」「健康」「グルメ」「子育て」など、興味のカテゴリを追加することもできます。 ただし、絞り込みすぎるとInstagram広告の表示回数が極端に減ることがあるため、基本ターゲットで配信が安定してから少しずつ試していくのがおすすめです。
Instagram広告の結果を確認する方法と見るべき数字
Instagram広告で大切なのは、「配信して終わり」にしないことです。 大きな分析ツールを入れなくても、Instagramアプリ上でチェックできる数字を、週に一度・キャンペーンごとに軽く振り返るだけで改善のヒントが見えてきます。
まずは次の3つの数字を押さえてみましょう。
- インプレッション数:Instagram広告が何回表示されたか
- クリック数:リンクが何回タップされたか
- 消化金額:そのInstagram広告にいくら使ったか
例えば、7日間で5,000円を使い、リンクのクリックが100回あれば、1クリックあたり50円というイメージです。 そのうち何件が予約や問い合わせにつながっているかをざっくり把握することで、「このInstagram広告は続けるべきか」「別パターンも試すべきか」を判断できます。
クリック数が少ない場合は、写真や動画・テキストの見直しを優先します。 クリックは多いのに予約が増えていない場合は、飛び先のページの分かりやすさや、スマホでの見やすさを改善するのが効果的です。
Instagram広告でよくあるつまずきとトラブルシューティング
実際にInstagram広告を運用していると、多くの方が似たようなポイントでつまずきます。 代表的な例と、その対処法をいくつか紹介します。
1. Facebookやビジネスアカウントとの連携で止まってしまう
場合によっては、Instagram広告を配信する際にFacebookページやMetaビジネスアカウントとの連携を求められることがあります。 画面が英語表記になったり、複数のアカウントが表示されたりすると、不安になってそこで止まってしまう方も多いです。
もし連携周りが複雑に感じる場合は、無理に細かい設定を進めるのではなく、まずはInstagramアプリの「投稿を宣伝」を使ったシンプルなInstagram広告から始めましょう。 慣れてきた段階で、必要に応じて広告マネージャーの利用を検討する流れでもまったく問題ありません。
2. Instagram広告の審査に落ちてしまう
Instagram広告は、Facebook広告と共通の広告ポリシーで審査されています。 「誇大広告」「ビフォーアフターの比較写真」「ネガティブな感情を煽る表現」などは、審査落ちの原因になりやすいポイントです。
とくに美容・健康系のサービスでは、「絶対に」「必ず」「100%」といった断定的な表現や、「太っている人」「老けて見える」など、ユーザーのコンプレックスに直接触れる表現は避けるようにしましょう。 実際の効果は、できるだけ事実ベースで伝えるのがInstagram広告のコツです。
3. クリックはあるのに予約・問い合わせが増えない
クリック数が一定数あるにもかかわらず予約や問い合わせが増えない場合、Instagram広告そのものよりも、リンク先のページに課題があることが多いです。 ページを開いた瞬間に「どんなサービスで、どんな人に向けているのか」が伝わっているか、予約ボタンや問い合わせボタンが目立つ位置にあるかをチェックしてみましょう。
また、予約フォームの入力項目が多すぎると、途中で離脱されやすくなります。 初回問い合わせでは最低限の情報だけを入力してもらい、詳しい内容はその後のやりとりで確認する、という形も検討してみてください。
地域密着ビジネスでInstagram広告を活かすポイント
美容室・整体院・エステサロン・飲食店・スクール・士業など、地域密着型のビジネスこそInstagram広告との相性が良い分野です。 エリアを絞ってInstagram広告を配信できるため、無駄な配信を減らしつつ、来店の可能性が高いユーザーにアプローチできます。
たとえば横浜駅周辺でサロンを運営している場合、「横浜市」に加えて「神奈川区・西区」など、徒歩圏内・電車1本で来られるエリアを中心に設定することで、効率よくInstagram広告を届けられます。 テキストの中にも「横浜」「みなとみらい」「川崎」などの地名を入れておくと、「自分の近くのお店だ」と気づいてもらいやすくなります。
さらに、通常投稿では「日々の様子」や「スタッフ紹介」「ビフォーアフター」などを発信し、Instagram広告では「初回キャンペーン」「体験コース」「イベント告知」などに絞ると、役割分担が明確になり運用がしやすくなります。
まとめ|Instagram広告は小さく始めて、数字を見ながら育てていく
Instagram広告は、一度使い方に慣れてしまえば、個人事業主でも扱いやすい心強い集客ツールになります。 とはいえ、最初からすべてを理解しようとすると、設定画面の多さに圧倒されてしまいます。
本記事でお伝えしたように、 「目的を決める」「ターゲットを決める」「予算と期間を決める」 の3つさえ押さえれば、ひとまずInstagram広告をスタートすることは可能です。 そのうえで、結果を見ながら少しずつ写真やテキスト、ターゲットを調整していくことで、自分のビジネスに合ったInstagram広告運用の型ができていきます。
いきなり完璧なInstagram広告を作ろうとするのではなく、小さな一歩から始めてみてください。 もし「自分だけでは不安」「もっと本格的にWeb集客を強化したい」と感じたときは、地域密着でSNS広告やホームページ制作をサポートしている専門家に相談するのも良い選択肢です。 Instagram広告を味方につけて、あなたのビジネスのファンを一人ずつ増やしていきましょう。
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