Instagram広告のストーリーズとフィードの違いとは?初心者向け解説

Instagram広告とは?基本をおさらい
Instagram広告とは、Facebook広告マネージャーを通じて配信できる広告フォーマットの一つで、Instagramのアプリ内に自然な形で表示される広告です。 ビジュアル中心のSNSであるInstagramでは、テキストよりも画像や動画の魅力が強く、商品やサービスの世界観やブランドイメージを直感的に訴求できるというメリットがあります。
Instagram広告には複数の種類があり、フィード広告、ストーリーズ広告、リール広告、発見タブ広告などがありますが、今回は特に使用頻度が高く、成果も見込める「フィード広告」と「ストーリーズ広告」の違いと使い分けに焦点を当てます。
ストーリーズ広告とは?特徴と効果
Instagramストーリーズ広告とは、ユーザーが24時間限定の投稿を見るストーリーズ機能の合間に表示される縦長全画面型の広告です。通常のストーリーズと同じ位置に表示され、ユーザーがストーリーズを連続で視聴している際に自然に挿入されるため、没入感が高く、視認性にも優れています。
ストーリーズ広告のメリット
- 画面全体を使うため、視覚的インパクトが強い
- 音声付き動画やGIFなど動きのある表現が可能
- 「今すぐ購入」「詳しく見る」などのCTA誘導がしやすい
- ストーリーを見る習慣のあるユーザーに訴求できる
ストーリーズ広告は特に若年層、10代〜30代前半のアクティブユーザーとの相性がよく、ファッション、飲食、美容、ライフスタイル系の商材との親和性も高いです。滞在時間が短い分、瞬時に視覚で訴える構成が求められます。
さらに、スワイプアップ(現在はリンクタップ)で特設LPや商品購入ページへ直接誘導できるため、コンバージョンにもつなげやすいのが魅力です。
フィード広告とは?特徴と強み
フィード広告とは、Instagramの通常のタイムライン(フィード)に自然な形で表示される広告です。ユーザーが日常的に投稿を見る中で違和感なく表示され、一般投稿とほぼ同じデザインであるため、広告臭さが少なく、エンゲージメント率も比較的高い傾向にあります。
フィード広告のメリット
- 複数枚の画像(カルーセル)や長尺動画など幅広いフォーマットが使用可能
- キャプション(説明文)で詳細な情報を掲載できる
- ユーザーが保存・いいね・コメントなどのアクションを取りやすい
- 長期間にわたって表示され、継続的な訴求が可能
フィード広告は、比較検討が必要なサービスや、高額商品のように説明を要する案件に向いています。また、ユーザーの関心に応じた自然な流入が可能なため、ファン層の構築やリマーケティング施策にも効果的です。
【比較表】ストーリーズ広告 vs フィード広告
項目 | ストーリーズ広告 | フィード広告 |
---|---|---|
表示位置 | ストーリーズの合間 | 通常投稿に混ざる |
表示形式 | 縦型全画面(9:16) | 正方形または長方形(1:1または4:5) |
動画の長さ | 最大15秒(複数可) | 最大120秒(推奨15〜30秒) |
ユーザー層 | 10〜30代中心 | 20〜50代以上にも幅広く対応 |
エンゲージメント | スワイプ・タップ・再生 | いいね・保存・コメント |
向いている目的 | 認知向上・即時誘導 | 情報提供・関係構築 |
どちらを使えばいい?目的別の使い分け方
「どちらを使えばいいのか?」という疑問には、広告目的とターゲットに応じた使い分けが効果的です。以下にシーン別のおすすめ活用例を紹介します。
- 新商品の認知拡大:ストーリーズ広告で短時間に印象付け
- 商品サービスの比較訴求:フィード広告でカルーセルや動画活用
- 期間限定セール・イベント告知:ストーリーズで瞬時に拡散
- ブランドイメージの浸透:フィード広告で世界観を表現
実際には、ストーリーズとフィードを「併用」することで効果が最大化するケースが多く、A/Bテストによる反応率の測定もおすすめです。
広告クリエイティブの設計ポイント
Instagram広告では、見た目と構成が全てと言っても過言ではありません。ユーザーの行動を引き出すには「3秒で伝える」直感的な表現が求められます。
ストーリーズ広告のコツ
- 縦型フルスクリーン(1080×1920)を意識する
- 冒頭1秒で引き込むインパクトを作る
- テキスト量は少なめ、視覚訴求を重視
- スワイプ誘導のCTAを明確に設置
フィード広告のコツ
- 画像は1080×1080(正方形)がベーシック
- キャプション内でのストーリー展開が鍵
- ユーザーの共感を呼ぶような文脈を重視
- 保存したくなるような情報性のある投稿に
Instagram広告の効果を測る指標
広告配信後は、パフォーマンスの振り返りと最適化が重要です。主に次のような指標を確認しましょう。
- インプレッション数(表示回数):どれだけの人に届いたか
- クリック率(CTR):興味を持って行動した人の割合
- 視聴完了率(動画):最後まで視聴された割合
- コンバージョン数:購入や問い合わせなどの成果
ストーリーズ広告では「スワイプ率」、フィード広告では「エンゲージメント率」など、媒体特有の数値を見ながらPDCAを回すことが成功の秘訣です。
成功事例:美容サロンとカフェのケース
【事例1】美容サロン
横浜市内の個人経営美容サロンでは、ストーリーズ広告で「期間限定クーポン」を訴求。縦型動画で施術のビフォーアフターを見せた結果、広告開始3日で予約ページへの遷移が150件以上。施術単価が高いため、わずか1予約で広告費のROIをカバーできる仕組みとなりました。
【事例2】地域密着カフェ
Instagramフィード広告で「週替わりランチメニュー」を紹介。キャプションに食材やシェフのこだわりを書き添えることで、保存率が大幅にアップ。リピーター層の増加につながり、広告経由の来店が前月比+40%を記録しました。
まとめ:両方を活かすのが効果的
Instagram広告の中でもストーリーズ広告とフィード広告は、それぞれ得意な役割とターゲットがあります。片方だけに絞るのではなく、目的に応じた設計で両方を活用することが、ブランドの成長や店舗集客に直結するカギになります。
「まずはどちらかから試してみたい」「効果的なクリエイティブを作りたい」とお考えの方は、ぜひ専門家への相談もご検討ください。エリアドライブでは、地域密着型のInstagram広告支援も行っております。